2010/11/30

ぶらぶらするなら D&R?


D & R ( Doğan ve Raks ) 
ぶらぶらしているだけで楽しめる、私のお気に入りのお店。

D & R の名前の由来は
Doğan = トルコの印刷会社の名前
Raks     = 昔の音楽会社の名前
の頭文字からだそうです。

TUTAYA をバージョンアップさせたような感じで、本、CD を中心にゲームや雑貨、文房具、楽器など、ありとあらゆる物を揃えている。

日本の漫画やアニメはトルコでも健在で、よく聞かれるのが
「ナルト」という漫画について。
そして、よく目にするのが
「爆丸」というアニメに関するグッツ。

どちらもトルコに来て初めて知った。
私以上に詳しい人が、ここイズミールにもわんさかいる。
詳しいを通り越して、もはや極めている。
そんな人に目を輝かせながら色々聞かれても、
何も答えられない 、、、
いつも期待を裏切ってしまう。

漫画やアニメをきっかけに日本語の勉強を始めた人がいるのもうれしい事実。

ある日、
「Sen  (You) は日本語で - あなた -」
と日本語を教えていると、
「じゃあ、お前、お前さん、てめぇは何?何が違うの?」
という質問が。
それも日本人のように発音するから驚いたもの。

恐るべしアニメの力。

日本語普及に一役買ってます
 村上春樹シリーズ、トルコ語版



小学生の頃よく読んでいた 「はだしのげん」
日本のガイドブック Japonya = 日本
書き心地はやっぱり日本製が一番!

何かがおかしい日本語 、、、
トルコ中どこでも見かけるアタトゥルク パズルバージョン
 輸入版もバーコードを通せば瞬時にTLへ換算

トルコのポップ音楽を集めたCD 19.99TL ( 約1200円 )
一目惚れして買ったスペイン製のメモ張  11.1TL ( 約660円 )

2010/11/26

甘党にはたまらないスイーツ!バクラバと仲間達

クリーム入りのŞöbiyet(左)、 ピスタチオのAntep sarma(奥)、チーズが入ったPeynir tatlısı(右)

トルコのスイーツの代表格 ・ バクラバ !

作り方は、、、

小麦粉で出来た向こうが透けて見えるほどの薄~い薄~い生地を何枚も重ね、この層にナッツや胡桃などを挟み焼き上げる。その後、熱々のシロップを掛け、ひたひたに漬け込んだらバクラバの完成。

聞くと何だか簡単なようですが、私は生地一枚目で早々断念。 生地がうまく伸びない 、、、
十分だと思っても 「まだまだ」 との声。
ありったけの力で伸ばしていたら、いつの間にか至る所に穴が 、、、

結果、

「買ったほうが良いな」

という結論に。

(ちなみにプロはこんな感じです→ http://www.uzmantv.com/baklava-icin-yufka-nasil-acilir )

とにかくこの生地作りが一番の難関らしいです。

スーパーでバクラバ様の生地が売っているので、いつかそれで試してみようと思案中。。。


日本のスイーツとはまた一味違う、この甘~ったるさに惹かれた私。
トルコに来た頃、頻繁に食べていたら
「トルコ人でもそんなに食べないよー」
とのこと。

甘党にはたまらない一品ですが、特に日本人にとって、好き嫌いがはっきり別れそうなデザートでもあります。

Ağam の程よい甘さは日本人にもいけそう
色々な種類のバクラバを一度に ♪ 5TL ( 約300円 )
友達の家で頂いたお母さん特性のバクラバ 胡桃たっぷり!

2010/11/24

語学学校 - クラスメート編 -

クラスメート 動物園にて   入園料 50KR ( 約30円 )

私はエーゲ大学の語学コース、Tömer に 9ヶ月間通っていた。

クラスは一番最初のテストにより A、B、C、Dに分けられる。
メルハバ (Merhaba) やギュレギュレ (Güle güle) 位しか分からなかった私はもちろん A クラスへ。

これがまた国際色豊かで、ドイツやイラン、イギリス、アメリカ、モンゴル、メキシコ、ナイジェリア、タンザニア、ポーランド、インドネシア、中国、韓国、など世界中から集まった総勢30人程のクラス。

クラスメイトのほとんどがトルコの大学に入るために通っていたが、他の理由としてはトルコ人と結婚して移り住んだから、トルコで働いているから、自国での単位取得のため、など十人十色だった。

毎日一緒に授業を受けていたドイツ人のヌライ ( Nuray ) は、お父さんがトルコ人だけれどトルコ語が話せないという理由で留学していた。

国籍も年齢もバラバラだったが、休みの日にはスケートに行ったり、ピクニックをしたりとみんな和気あいあい。

面白かったのはクラスメートと動物園に行った時のこと。
みんなが動物の写真を一生懸命撮っている時、ナイジェリア人の友達 ( Gishiwa ) が言ったセリフ。

「僕の家の周りにはこんなのがわんさかいるけど、学校に突然象の大群がやってきた時はさすがに驚いた。」

学校に象の大群?

これこそ世界が違うな、と感じた瞬間でした。

馬の方が私達に興味津々??動物園にて



Gishiwa にとって人生初のスケート
スケートはお手の物、滑りながらビデオを撮っていた Nuray 
授業での一こま 教室にて
年末にみんなでプレゼント交換、Hasan 民族衣装がお似合いです

2010/11/22

お好みは トルコ ?? ドイツ ??

こじんまり?なトルコのドネルケバブ 3.5 TL ( 約210円 )

「ケバブと言えばトルコ!」

と、思っていた。

トルコはあのクルクル回転する肉で有名だし、実際町はケバブ屋さんで溢れている。

ドネルケバブは外で気軽に食べられる一品であり、ファーストフードとしても欠かせない存在。


私も、KONAK と言う町にある美味しいケバブ屋さんを発掘してからは結構食べている。





ただ、この ケバブ = トルコ という考えが変わった。

それは、夏にヨーロッパを周遊してからのこと。

ドイツのドネルケバブがあまりにも美味しすぎた 。。。

毎日違うお店でそれぞれの味を楽しんでいたが、見事にハズレなし。

恋しい 、、、

まず生地。
トルコでは用意されたパンやピタパンに具をつめるのに対し、ドイツではその場で生地をさっと窯で焼き上げ具を投入する。だから、中も外もほっかほか。

美味しさの鍵を握る味付け。
塩と胡椒のトルコに対し、特製のソースを たっ~ぷり、どっ~ぷりとかけるドイツ。このソースも何種類かあって選べたりする。私は大抵ホワイトソースをチョイス。

そして、忘れてならないのがボリューム!
トルコの大きさの優に3倍はあるであろうビックサイズ。
肉も野菜も惜しみなく詰める、詰める、詰める、そして詰めきれなくて溢れ出している。
これぞドイツ人サイズ。

お昼にドネルケバブを1つ食べると「夕飯必要ないなぁ」という気にさえなる。

トルコから渡ったケバブはドイツで 変化?進化?し、
「 ドイツケバブ 」
としてしっかり根付いているようです。


ドイツ Stuttgart で食べた何人様??ドネルケバブ 3.5 EURO ( 約400円 )


ドイツ Berlin で食べた激辛ドネルケバブ 3 EURO ( 約340円 )
友達一押し、Stuttgart のドネルケバブ 4 EURO ( 約460円 )
Stuttgart で食べたチーズ入りドネルケバブ 4 EURO ( 約460円 )


Stuttgart で食べたソースたっぷりのドネルケバブ 3.5 EURO ( 約400円 )




2010/11/21

右を見ても左を見ても美人なイズミール

「それにしても美人ばっかりだなー」

大学の先生がイズミールに遊びに来た時のこと。
通り行く人を見ながら何やら嬉しそう。

そういえば、私もイズミールに来た時同じことを思ったっけ。

1年経ち、いつの間にかこの-美人都市-に慣れてしまったようだ。
改めて観察してみる。

確かに。
美人が多い。
顔立ちが整っている。

これこそアジアとヨーロッパの良い所取り??

実際、

「おばあちゃんがギリシャから移り住んだ」

とか、

「曾じいちゃんがブルガリア人」

といったような話をよく耳にします。

この辺り一帯が
「オスマン帝国」
だったことから考えると、こういう話も自然なことなのかも知れません。

ただ、日本という島国で生まれ育ったせいか、それが私には少し不思議に感じられた。

まさに、色々な人種が混ざっているといった感じ。


ところで、2本目のビールに差しかかった先生。
何やら考え込んでいる様子。
どうしたのかと思いきや、一緒に食事をしていた彼氏へ一言。

「何でこんなに美人ばっかりなのに、こんなんと一緒になったの?」

 、、、

そんな真面目な顔で言わなくてもね 、、、


笑顔が素敵なハウスメイトの Ayşe

子供たちもしっかりした顔立ち、大人びて見えます

2010/11/20

トルコ人とハウスシェア - 家賃 ・交通費編 -

部屋に飾っていた大好きなトルコ石シリーズ
5階にある私の部屋
 
「何とかなるだろう」

と住むところも決めずに日本を発った。

そして、トルコに来てから1週間後、

何とかなった。

トルコ人との共同生活が始まり、9ヶ月間トルコ人の学生4人と3LDKのアパートをシェアしていた。

私はこのアパートに飛び入りしたにも関らず、既に4人が2部屋をシェアしていたということで、残りの1部屋を1人で使えることに。

イズミールには日本のような1人用のアパートはほとんど無く、自宅から通学する学生を除いては、寮に滞在するか誰かとアパートをシェアしながら生活をするのが普通。

幸運なことに私が住んでいたカルシヤカ Karşıyaka と言う町は、海に面した夜景がとても綺麗な町。
家もメインストリートに近く、バス、フェリー乗り場まで歩いて3分、部屋には朝日が差し込むという最高の立地条件だった。

家賃は1ヶ月電気、水道、ガス、食費代込みで 200TL ( 約12000円 )
  •  内訳 : 家賃 650TL+光熱費+食費 ÷ 5人
エーゲ大学までの交通費は、バスで1日往復 (片道40分程度)
  • 前半 85 KR ×2=1.70TL ( 約100円 )
  • 後半 1.55TL×2=3.10TL ( 約180円 値上げにより )

イズミールの移動には Kent kart というカードが便利で、カードを一度機械に通した後は (1.55TL ) 90分間バス、地下鉄、フェリーを自由に利用することが出来る。

バスで一本の学校へも、時にフェリーと地下鉄を乗り継いで行くことも。
特に夜のフェリーでの帰宅は -エーゲ海- を楽しめる時間でもあります。

毎日の栄養源はここから
みんなの団欒の場、サロン
イズミ-ルの眺めが楽しめるフェリー通学

2010/11/19

イズミールの美味しいケーキ屋さん Pexmet

Pexmet のチョコチーズケーキ 5TL ( 約300円 )

「美味しいケーキが食べたい」

ある日、無性に - 普通 - のケーキが食べたくなった。
というのも、トルコに来てからトルコスイーツが続き、ケーキというケーキを食べていなかったのだ。

早速聞き込み調査開始。

みんなが口を揃えて薦めるのが、Özsüt という全国展開のケーキ屋さん。
1938年イズミール生まれで、ここイズミールだけでも 25店舗あるらしい。

さて、お味は、、、

なるほど、確かに美味しい。

チーズケーキは濃厚で食べ応えもあり、種類も豊富。
ケーキが恋しくなると、時々足を運んだ。


が、ある日偶然通りかかった Pexmet でケーキを食べてからは、ケーキ= Pexmet に。

Pexmet のケーキはクッキー生地で囲まれていて、タルト好きの私にはたまらない一品。
そして、Özsüt のケーキに比べてさらに濃厚な味わい。
特に、チョコチーズケーキはチョコレートがふんだんに使われていて -チョコチョコ-している。

気になるお値段は、 

Özsüt は一番安いのが 6TL に対し、Pexmet のチーズケーキシリーズは一律 5TLという嬉しい設定。


お店の雰囲気もお洒落で落ち着いていて、しばらくゆっ~~~くりしていたくなるような空間を提供しています。

こんな素敵なお店がもっと広まるといいな~。

Özsüt のベリーチーズケーキ 6.5 TL ( 約390円 )
Özsüt のチョコレートスフレ 8.25 TL ( 約500円 )









Pexmet のレモンチーズケーキ 5TL ( 約300円 )
Pexmet のチェリーチーズケーキ 5TL ( 約300円 )



※ Mado のケーキも試してみましたが、どれも期待外れ 。。。
     アイスは絶品なのに、ケーキは残念なお味でした。

Mado のチョコケーキ 4.5 TL ( 約270円 )

2010/11/17

母、トルコで絨毯購入 Halı

母がイズミールへ遊びに来た時のこと。

長旅で疲れてると思いきや、私が起きる頃にはいつも外出の準備万端。

「今日も朝っぱらから、あのウーウーうなり声で起されたんですけどー」

と、モスクから流れてくるエーザンへ不満をこぼし、

3日目にしてイズミールの観光地を行き尽くすと、

「どっかもっと見るところないの~?美術館とか博物館とかギャラリーとか、クラシックのコンサートとかさぁ。絨毯屋巡りもしたいんだけど。あんた、1年も住んでるんだからもっと色々知ってても良いと思うんですけどー。」

と、本音丸出し。

ここは彼氏の出番、と早速ヘルプを要請。すぐに調べてくれ、期間限定の
  • 郵便局主催の日本の切手展覧会
  • 海岸沿いに並べられた「建国の父・アタトゥルク」の業績を記した掲示板
を見に行く事に。2つの開催場所が近かったということで、はしご。

トルコ語で書かれた百枚近くの掲示物を一枚一枚英語で解説する彼。

「へぇー」、「ほぉー」
と、相槌を打つ母。

辺りを見渡したかと思うと、

「トルコ人誰も見学して無いんだけど、どういうこと?」

と、どうでも良い感想。

ラスト1枚が終わると、彼を見て、

「ありがとう。お疲れ様です。」

確かに。
ややぐったりした様子の彼。

その後、絨毯屋巡りへ。
一気に目が輝く母。

「お父さんに1枚くらい買ってきても良いって言われたからさ~」
と、こういう時だけ引き合いに出される父。

あれが見たいこれが見たい
と、散々絨毯を広げてもらった挙句、

「やっぱりあの絨毯が一番だわ」

と、数日前にたまたま見つけた絨毯屋へ再び行くことに。

お店に入る前に、忘れず彼へ念押し。

「しっかり交渉してちょうだいね。」

彼、苦笑。
 

長い交渉の末、お気に入りの絨毯を購入。

輸送代を浮かせるため、絨毯をスーツケースに詰め、

「もってきた荷物置いていくから~」

と帰国。



帰国後、彼に絨毯の写真付きメールを送った母。

どうやら満足のいく買い物だったようです。

イズミールで購入した絨毯 (居間にて)

2010/11/13

トルコのデザート キュネフェ Künefe

今まで食べた中で一番美味しかったキュネフェ 6TL ( 約360円 )

バクラバに並んでお勧めなのが、これまた甘~いデザート、キュネフェ。

トルコに来てから一体何個食べただろう 、、、

キュネフェは、小麦粉で出来た麺状の生地の中に伸び~るチーズが挟んであり、シロップと共に頂くデザートです。

シロップがけということで、ただ甘いだけかと思いきや、お店によってレモンが強かったり、バター風味がしたりと、食べ比べが楽しい一品。

また、どのお店も注文を受けてから焼き上げるので、いつも出来立て熱々のキュネフェを味わうことができます。

シリアにもキュネフェがあるようで、シリア出身の友達に言わせると、
「トルコのキュネフェも美味しいけど、シリアのキュネフェはチーズの層がもっと厚くてチーズの種類も違う」
とのこと。

いつか食べてみたい 、、、

キュネフェの作り方 → http://www.uzmantv.com/kunefe-nasil-yapilir

ビヨーンと伸びるチーズ

Agora の Altın Döner で食べたキュネフェ 5TL ( 約300円 )
Manisa でご馳走になったキュネフェ


トルコのチーキョフテ Çiğ köfte

 トルコに来たばかりの頃、毎日の様に食べていたのがチーキョフテ。
まさに、「病み付き」 になった。

チーキョフテは、引き割り小麦やネギ、スパイスなどを長時間練りあげて作るもので (生肉入りもある)、レタスとレモン汁と一緒にトルティーヤのようなもので包んで食べるのが一般的。辛さのレベルもリクエストに応じて調節してくれる。

スパイスの辛さと、小麦のほんわりとした甘さが良い具合にミックスされたこの味は、ちょっとしたおつまみとして、日本人にもうけそうな一品。


ところで、「生魚」に対して物凄く抵抗のあるトルコ人。

「本当に日本人は生魚を食べるの?」
という質問の後に決まって言われるのが、
「生魚は危険だから食べないほうが良い」
というもの。 

ある日、生肉入りのチーキョフテを食べている友人に
「生魚は食べないのに、どうして生肉は良いの?」
と尋ねてみると、
「これはスパイスと練っている間にバクテリアが死ぬから安全」
とのこと、、、

なるほど、生魚の問題は 「菌」 と納得。

後日、酢たっぷりのしめ鯖を作って薦めると、
「いや、無理」
とばっさり。

、、、理由はともあれ、魚は火に通さないとだめなようです。

  友人の家で頂いた生肉入り激辛チーキョフテ、1時間近く練って完成した一品
 軽食代わりに 2.5TL ( 約150円 )
スーパーで売られていた辛めのチーキョフテ 280g  3.07TL ( 約180円 )
材料:胡椒、胡椒ペースト、トマトペースト、レッドペッパー、長ネギ、玉ねぎ、にんにく、パセリ、ミント、クミン